どうも、長い間購読いただきありがとうございました。当辞書がここまで大きくなったのも、一重に投稿者の皆様のおかげです。 さて、本項目は基本的に本辞書のシステムを作ったARLからの閉めの挨拶を書かせて戴く場所とさせていただきたいのですが、「そんなもの誰も読まねぇよ」という手厳しいご意見を頂く可能性も御座いますので、基本的にシステム修正等があった場合にお知らせする欄とさせていただこうと思います。 今回の更新では、投稿時間の短縮化を行いました。当コーナーも気づけば投稿数2600を超え、項目数は1890件となっております。それに伴い、記事の投稿時間が、1投稿に1分程かかるという恐ろしい事になっておりました。長い間私はそれに気付かなかったわけですが、昨日、ふと思い立って投稿処理の確認をしたところ、あまりの時間の長さに「こりゃいくらなんでもマズいだろ」と焦り、修正した次第であります。とはいえ、本コーナー開始時の2001年の頃は、記事も800項目あるか無いかでしたので、なんだかんだで皆様にご利用戴けていることは非常に嬉しい限りです。 2001年といえば、今や辞書界では磐石の地位を築きあげたWikipwdiaの、日本語版が公開された時期でもあります。比較するのも恐れ多いですが、無礼を承知で申し上げますと、最近のあの辞書は、投稿記事に多くのエビデンスが必須になるという、非常にアカデミズムに寄った内容に向かっております。勿論私自身はそのような立場をむしろ歓迎しておりますので、Wikipediaにはその方向でどんどん邁進していって欲しいのですが、それでは本辞書の立ち位置はどうであるのかを改めて申しますと、目的はそのむしろ逆で、「多くの方々の想像や妄想、思い込みや思想」等を収集するものであると考えております。 と申しますのも、元々本辞書は「悪魔辞典を作ろう」という考えからスタートしておりまして、では旧約〜真1、2の女神転生における「悪魔」とは何だったのかというと、やはり「宗教や伝説などに基づく、多くの人達の想像や妄想を平均化したもの」が単体の悪魔の姿で、「その想像や妄想の総量を尺度化したもの」が、その悪魔のレベルとして表現されていました。この表現自体、私は非常に理に適っていると思っておりまして、日本でも「相対的に大きく信仰されていたり恐れられていたりする有名な神様」の祭られている神社はやはり大きく、祭りは盛大で、その地域の人々からは普通に日々拝まれていたりもして「こりゃ確かに、ここの神様がその辺の名の無い神社の神様と戦ったら余裕で勝てそうだなぁ、でもヒンズー教の有名な神様とかとは信者の数でも全然負けてるし、やっぱ神様同士で戦ったら負けそうだなぁ。」なんてことを考えさせられたりします。 というわけで、この辞書で収集される情報とは、あくまで「女神転生ユーザーである(と思われる)」「こういった辞書が好きな」「文章を書くことが好きであろう」「悪魔とかそういった物事に興味がある」人達の思い描く、女神転生的に表現される「悪魔」そのものなわけでして、そういった情報を収集しようと思ったことが、この辞書をスタートさせた切欠でした(そういった意味では、Wikipwdiaに対抗して、こっちは同じアカデミズムでも、文化人類学のエビデンスとかに使えねぇかなぁ、みたいな妄想を管理人自身は思っているのですが、そもそも同学の本質も掴めていないような人間の勝手な妄想ですので、どうか寛大な心でお許しを)。 というわけで、一度本コーナーの投稿者で座談会でも開いた上で、それも収録した、本辞書の書籍化でもやってみたいですね。やるとすればやはり、同人誌からでしょうか。笑。それでは、結局更新内容の情報よりも、管理人の独り言が多くなってしまいましたが、以上を現時点のあとがきとして投稿致します。(投稿日:2009/2/21)(ARL)
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