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>GO A-MODE DDS

1. \EXCHANGE
2. \DICTIONARY
3. \VISONARY
4. \MUSIC
5. \QUIT

>GO VISONARY

1. \フォトフレーム
2. \編みかけの靴下
3. \脳波測定チップ
4. \金翼のハープ
5. \第13次報告書
6. \石化牢の欠片
7. \練習用木剣
8. \0番予言ファイル
9. \割れたバイザー
10. \月桂樹の一葉
11. \欠番1
12. \銀のロザリオ
13. \黒檀の杖
14. \割れたフラスコ
15. \壊れたPDA
16. \白衣の切れ端
17. \虫喰いのグリモア
18. \銀のネクタイピン
19. \欠けた双刀
20. \優勝トロフィー
21. \ルビーピアス
22. \金のロケット
23. \希望の首飾り
24. \裂けたマント
25. \黒翼の竪琴
26. \黄昏のハーモニカ
27. \蓮阿弥の根付
28. \黄金のリンゴの種
29. \八尺瓊勾玉
30. \葦の葉の船
31. \魂の天秤
32. \漆黒の燭台
33. \メシア教祭式服
34. \孔雀明王経法
35. \滄海の滴
36. \真紅の人形
37. \菩提樹の葉
38. \鋼の蝗
39. \欠番2
40. \銅のサークレット
41. \血色の弾丸
42. \百合のコサージュ
43. \王者のサングラス
44. \氷の王冠
45. \闘技場開設記念魔貨
>フォトフレーム
================================================
目加田:
私は・・・
いや/ヒロコにとって/これが一番幸せな方法なのだ
私は研究者だ/自分のための時間や余裕など/取れはしない
ましてや 子供のために割ける/時間などあるわけがない
数年前までは・・・/妻が病に倒れたころ/TOKYOミレニアムは/平和だった
しかし大破壊による医学施設の/減少により 発病した妻の治療が/遅れ 妻は・・・
私は物理学者として進んでいた/道を 妻のような人間を/出さないためにもと/医学研究に切り替えたが・・・
センターは科学者の動員を始めている
数年後をにらんで/多岐に渡って科学者を/かき集め始めたようだ
何かとてつもないことを/始めようとしているのかも/知れない
それが何か・・・何なのかは/今は判らない
しかし/今後はますます忙しくなるだろう
私が一緒にいても/ヒロコには/親らしいことは何一つしてやれぬ
幸い この子も十分エリートと/してセンターに住むだけの/能力を持っているようだ
立派なテンプルナイトの両親の/もとにいればしっかりと教育を/受けさせて貰えるだろう
センターで育つには・・・/育って行くには/それが一番なのだ
ヒロコ・・・
このことはお前に告げることが/できる日は来るのだろうか・・・
いや 私が生きている限り/真実は話せないだろう・・・
しかしいつの日か・・・
ヒロコ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>編みかけの靴下
================================================
ヒロコ:
とうとう・・・/私の体に命が宿ったわ
お父さんもお母さんも喜んで/くれたけど・・・/本当によかったのかしら
・・・・・・
あの日 センターに呼び出されて/「大破壊後に劣化した生存能力と/生殖能力の維持向上のために/キミは選ばれた」と言われて・・
お父さんもお母さんも/とても名誉なことだと/言っていた・・・
これが名誉なのかしら・・・
それとも・・・こんな事を/考える私が不信心なのかしら・・
でも・・・
結婚もせずに命を体に宿すなんて/神は許されるのかしら
メシア教のために悪魔の手先と/戦うことがテンプルナイトの役目/なのでは・・・
それとも これもメシア教の/ための・・・メシア教徒としての/役目なのかしら・・・
判らない・・・/自然の摂理と神の摂理・・・
センターの人たちがやった/「実験」は 神の摂理に/逆らってはいないのかしら
判らないわ・・・
誰を信じて良いのか判らない
神様・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>脳波測定チップ
================================================
ヒロコ:
う・・・う・・・

科学者
ふむ・・・麻酔が効いてきた/ようだな

ヒロコ:
私の・・・私の・・・

科学者:
む・・・しぶといな・・・/テンプルナイトとして有能な/戦士らしいが・・・
精神力も相当なものだな
先日のゴウ・ミフネという/コロシアムチャンピオンに/近いものがあるかもしれん
あれには苦労したな・・・
サムライと呼ばれただけあり/相当な精神力だった
・・・まぁこいつは一介の戦士だ
あれほどまで苦労することは/ないだろう
しばらくすれば行けるようだろうが/・・・出力をもう少し上げねば/ならんかな・・・
・・・やれやれ/何をしたのか知らんが/センターに逆らうとは/メシア教徒にあるまじき行為だ
こうしてファクトリーで/洗脳を受けるのも/しかたあるまい

ヒロコ:
う・・・う・・・

科学者:
よし もうこれでいい
このまま数時間もすれば/センターに逆らおうとする心も/消え去ってしまうだろう
しかしこの女・・・/何をしたのかな?
何か上の方に逆らうような/行動でも起こしたのかな・・・
何やらセンターが行おうと/している秘密計画とやらに/関係しているのかな・・・
・・・・・・
おっと こんなことを/考えていると/私もどんな目に会うか判らんな
科学者は科学者らしく/命じられたことと実験だけに/気を入れるとするか・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>金翼のハープ
================================================
サイン:
どの考えは間違っているとは/思わないのかっ?

ギメル:
ふむ/ぼくには君の考えがおかしいと/しか思えないよ

ザイン:
なぜだっ!/救いというのは万民に/もたらされるべきものだろう!

ギメル:
それが違うと言っている
救いというのは神の御名において/行われるものだ

ザイン:
そうだ/神の御名のもとですべての/人々を・・・

ギメル:
ほう/君の言う「救い」とは何かね?

ザイン:
魂の救済に決まっているだろう!/すべての人々に 平等に・・・

ギメル:
それは不可能だ

ザイン:
なにっ!?

ギメル:
メシア・プロジェクトが/何のために行われているか/君だって知っているだろう

ザイン:
・・・・・・

ギメル:
ミレニアムが完成すれば/やがてメシアが現れ/救いをもたらす
・・・はずだった
神の御心がどこにあるのか/ぼくには判らない・・・

ザイン:
・・・・・・

ギメル:
すべての民を救うメシアが/現れないのなら・・・
我々の手で救いをもたらすしか/ないだろう
そのために我々は/産まれてきたのだ

ザイン:
では人々すべてを・・・

ギメル:
センターの意志に従うべきだ
すべての民を救うだけの/力と余裕は今のセンターには/ない
センター内部といえども毒麦が/蒔かれており しかもそれが/育っているかもしれないだろう
もし毒麦を見つけたら・・・/・・・それは焼かれるべきでは/ないのか?

ザイン:
!!

ギメル:
・・・ぼくとしても/そうならないことは/祈っているがね

ザイン:
・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>第13次報告書
================================================
ザイン:
お呼びですか?

司教:
おおザイン殿/お待ちしていました
今日はご報告がありまして

ザイン:
・・・・・・

司教:
先日 メシア・プロジェクトが/新たな段階に入りました

ザイン:
・・・・・・

司教:
ダレスが脱走しました

ザイン:
!!/では早速 追撃隊を組織して・・

司教:
はっはっは/いえいえ そうではないのです
これは予定通りなのです
「メシアは野から現れ/人々を導く」
彼は野に下るべき定めに/従ったのです

ザイン:
メシア・・・
では彼はメシアとして・・・

司教:
いえ 予言には続きがあります
「やがてメシアは/偽なる者を倒し/人々に救いをもたらす」
真のメシアが偽メシアを/倒すことでメシア・プロジェクトは/完成するのです
彼は重要な使命を帯びています
・・・が それは倒される/者としての使命なのです

ザイン:
アンチ・メシア・・・

司教:
さすがに御察しがよろしい
さて ザイン殿への/お願いですが・・・/民は予言の成就を求めています
つまり預言書は民を救うための計画書と言えるのではないで/しょうか?
計画を成就させるためにも・・・

ザイン:
彼を守るのですね?

司教:
はい/ただし 目立つことの無いように

ザイン:
判りました/テンプルナイトとして/彼を影から見守りましょう
・・・真のメシアに倒される/日が来るまで

司教:
ではよろしくお願いします

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>石化牢の欠片
================================================
ザイン:
な・・・ぜ・・・だ・・・
なぜ・・・ぼくが・・・
人々を救うために・・・
出来るだけ多くの人々を/救済することが・・・
神の思し召しではないのか・・・
神はどこに・・・/おられるのだ・・・
どこにもおられぬのか・・・
それともこれが・・・
神の思し召しだというのか・・・
神を信じて・・・
神のために働いていた人々を/見捨てようとしたセンター・・・
元老院・・・
神は彼らを選び・・・
このぼくを見捨てるのか・・・
神は・・・

声:
神はおらぬ!

ザイン:
!?
誰だ!?

声:
お前に何が起ころうとも/神が手を出さぬというのなら
お前が何をしようとも/神は手を出さぬということで/あろう

ザイン:
!!

声:
無理に従おうとするな
お前は神の名の下に/産まれてきたものでは/ないのか?

ザイン:
・・・それは・・・

声:
お前が何をしようとも/それこそが神の思し召しでは/ないのか?

ザイン:
・・・何をしようとも・・・

声:
何かに従おうとするな
誰かに従おうとするな
神を一面からだけ見ようとするな
善のみが神ではない
神はすべてだ
すべてが神だ
お前は神の一つの面となる/こともできるだろう

ザイン:
神の・・・一つの面に・・・

声:
お前は裁かれる者ではない
お前は最強のテンプルナイトだ
神に一番近い者として/神の声に従い 裁くものとなれ

ザイン:
裁く・・・者・・・

声:
センターよりも元老院よりも/神に近い者としての/役目を果たすのだ

ザイン:
ぼくの・・・役目・・・
神に代わり・・・
裁く者・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>練習用木剣
================================================
テンプルナイト:
うっ!

ダレス:
どうだ!

テンプルナイト:
さすがはダレス様
またやられてしまいました

ダレス:
ふん

テンプルナイト:
戦闘訓練はここまでにしましょう
あとは司教様に聖公理の講義を/していただきましょう

ダレス:
やれやれ・・・

司教:
・・・こうして神は強き者を/メシアとして民に遣わしたのです

ダレス:
ふぅん・・・

司教:
どなたがメシア様なので/しょうねぇ/ダレス様

ダレス:
さぁてね・・・

司教:
(ニヤリ)

ダレス:
メシアは賢いんだな

司教:
そうです/メシア様は高い教育を受けたはず/なのに野から現れるのです

ダレス:
うん。何度も聞いたよ

司教:
やがてメシアを名乗る偽物・・・/アンチ・メシアを倒し/民をお救いになられるのです

ダレス:
メシアは強いんだな

司教:
そうです/・・・まるで・・・/ダレス様のように

ダレス:
ふぅん・・・

司教:
民を救うメシア様は/誰よりも賢く/誰よりも強いのです

ダレス:
・・・メシアってのは慎み深い/のかな?

司教:
さぁ? どうでしょう?/そう言うことは預言には/ありませんから
ただ メシア様は愛を説かれる/方です
愛を忘れてはなりません

ダレス:
ふぅん・・・/自信持っていいのかな?

司教:
そうですねぇ・・・/メシア様は自らの力を/信じておられるのでは?

ダレス:
そうだよな・・・

司教:
ええ メシア様ならば・・・/(ニヤリ)

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>0番予言ファイル
================================================
司祭:
ダレス様
長きに渡って貴方様に/行われてきた教育も/そろそろ終わりの時が/近付いて参りました

ダレス:
・・・・・・

司祭:
大破壊前の・・・旧時代の/メシアも野の人々の前で/苦労されたようです
新時代の・・・我々のメシアも/野で幾多の受難に見舞われる/のでしょう
預言書の通りに・・・

ダレス:
受難か・・・
メシアには必要なんだね

司祭:
預言書に逆らうわけには/参りませぬな

ダレス:
苦難を乗り越えてこその/メシアなのだね

司祭:
そうですね

ダレス:
その・・・具体的に言うと/メシアはどれぐらい頑張らないと/いけないのかな?

司祭:
ええ・・・
まず無一文になるでしょうね
身一つで荒野から現れ/困っている人々を/助けながら・・・
少しずつ名を上げていくわけです

ダレス:
ふんふん

司祭:
このあたりもそれなりの苦労/なのでしょうが・・・
強いメシア様なら/乗り越えられるでしょうね

ダレス:
・・・・・・

司祭:
そしてやがて現れる偽メシアとの/戦い・・・

ダレス:
偽メシア?

司祭:
ええ
強いメシア様を逆恨みして/自ら名を上げようと画策する/偽のメシアが現れるでしょう
預言書にそう記されています

ダレス:
偽メシア・・・

司祭:
そして真のメシア様が偽メシアを/倒し この最後の試練を/乗り越えることで・・・
誰もが真の勇者として/メシア様を認めるというわけです

ダレス:
偽メシアを倒すことが目標か・・

司祭:
ええ
預言書に・・・
しっかりと・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>割れたバイザー
================================================
アヌーン:
ダレス 見て/この花・・・キレイね

ダレス:
・・・・・・

アヌーン:
ダレス?

ダレス:
あ ああ・・・

アヌーン:
・・・何を考えていたの?

ダレス:
やつは・・・/とうとう魔界へ行ったと/聞いたよ・・・

アヌーン:
・・・ダレス・・・

ダレス:
おれは何度戦っても/やつに勝てなかった・・・
おれとやつ・・・/アレフでは/そんなに違いがあるのか?

アヌーン:
・・・・・・

ダレス:
おれは・・・やつに/勝てないからといって
卑怯な手を使ってまで/やつを貶めようとした・・・
しかしやつはそれを乗り越えて/しまったんだ・・・
おれは・・・おれには/やつとの差がそんなにあるとは/思えん
しかしそのほんの少しの差が/永遠に埋まらない・・・/そんな気がしてきたよ

アヌーン:
ダレス・・・/でも・・・

声:
きゃーーーっ!!

ダレス:
ん!
どしたぁ!

ジャンク:
ビービー

ダレス:
どりゃー!

ダレス:
まだこんなマシンが/ウロウロしてるからな

妖精:
あ ありがとうダレス

ダレス:
いいんだ/気にするな

アヌーン:
・・・・・・

ダレス:
やつには永遠に/勝てないのかもしれん
しかし・・・
しかし今のおれには/この暮らしを捨てる気にはならん
君に会っておれは/生まれ変わったんだ

アヌーン:
ダレス・・・

ダレス:
おれはおれのやり方で/生き抜いてみせる!
この場所で・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>月桂樹の一葉
================================================
司祭:
ギメル殿/気分はどうですか?

ギメル:
え ええ/ぼくは大丈夫ですよ

司祭:
ではギメル殿に/いくつか質問をします
心に思ったことを答えてください

ギメル:
はい

司祭:
メシアとは?

ギメル:
やがて現れるもの

司祭:
神とは?

ギメル:
すべてを統べるもの

司祭:
救いとは?

ギメル:
救われるべき者に/もたらされるもの

元老院C:
ん?

元老院A:
どうかしたかね?

元老院C:
ん・・・いや 続けよう

司祭:
・・・・・・
救われるべき者とは?

ギメル:
神に従う者/・・・・・・/献身的に生きるもの

司祭:
人はどう生きるべきか?

ギメル:
支配する者に従うべく生きるべし

司祭:
支配するものとは?

ギメル:


司祭:
神に逆らう者はどうするべきか?

ギメル:
滅ぼすべし

司祭:
神に従うものは?

ギメル:
救うべし

司祭:
神に従おうとはしても/神の目的にそぐわないものは?

ギメル:
滅ぼすべし
救いを決めるのは神である/人の意志は必要ない
人の幸せを決めるのは/神でありメシアである/人ではない

研究者:
・・・・・・

元老院C:
なんだこれは?

元老院A:
ふむ・・・
いささか・・・極端ではあるな

元老院B:
バーチャル司祭のプログラムは/完璧なのだな?

研究者:
はっ・・・すべて・・・/順調です・・・

元老院A:
教育の最終検査での反応が/これか・・・

元老院B:
よろしい/今後の判断は我々が行う/君は下がって宜しい

研究者:
はっ

元老院A:
さて・・・
予想以上だが・・・

元老院B:
このイメージが献身から/出ているものであれば問題は/あるまい

元老院C:
しかしこれはメシア的思想とは/言えぬだろう
これは支配者の考え方だ

元老院A:
そうかもしれぬ・・・
が 考え方を変えてみれば/これはこれで便利だろう

元老院B:
・・・確かに彼を/コントロールできるなら/間違いは起きぬだろう
このまま育てることだ

元老院C:
センターの下に置き/成長に気を付けていれば/使える者として育つか・・・
つまるところ支配する側に/あることは確かなのだからな

ギメル:
・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>銀のロザリオ
================================================
司祭:
ベス殿/今日はいくつかの質問をします/あなたの考えを聞かせてください

ベス:
はい

司祭:
あなたが普段 気に掛けなくては/いけないのは誰ですか?

ベス:
メシア様です

司祭:
そのメシア様に危険が訪れたら/あなたはどうしますか?

ベス:
身を挺してメシア様を守ります

司祭:
それでも守れそうもない/危機の時はどうしますか?

ベス:
そんなことはありません/どんなころがあろうとも/私が守ってみせます

元老院:
・・・・・・
少々・・・/入れ込みすぎではないかな?

司教:
そうでしょうか?
彼女の使命を考えますと/これぐらいで丁度よろしいかと

元老院:
ふむ

司祭:
もし・・・神様とメシア様が/戦うことになったら/どうしますか?

ベス:
・・・・・・/・・・私は・・・/私はメシア様を助けます

元老院:
さすがに一瞬 言いよどんだが/メシアを選んだようだな
これでいいのか?

司教:
この答えは予想しておりました/続きをご覧下さい

司祭:
なるほど
あなたにとっては/良い答えなのですが/少々意地悪でしたね
これは非常に難しい問題なので/あなたが正解に至らなくても/しょうがないのです

ベス:
え?

司祭:
申し訳ないことをしました
この場合の答えは/”神はそんな間違いを犯さない”/です

ベス:
・・・・・

司祭:
神は偉大なのです/神の子たるメシアと戦うなどと/いうことはありえないのです

ベス:
・・・はい

元老院:
なるほど・・・

司教:
この答えを教えるためのもので/結果的に神の偉大さを染みこませる/ようにしているのです

元老院:
ふむ・・・きみの思うように/進めばいいのだがな

司教:
は?

元老院:
あの子は少々 気高すぎる/きらいがあるようだ
それが裏目に出なければ/良いんだがな・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>黒檀の杖
================================================
目加田:
なんということだ・・・
こんなことで・・・
こんなところで/ヒロコと再会する/ことになるとは・・・
私はメシア教徒として/このプロジェクトに/異議を唱えはしなかった
なにより・・・/科学者として未知の実験に/参加することを喜んでいた・・・
しかし・・・/こんな皮肉なことに・・・
人工授精による誕生
強制成長と人格形成の/加速プログラムによる/短期間の育成
そしてメシア教育・・・
人々のためになると思い/この実験に参加したが
まさか・・・/被献体としてヒロコが/使われるとは・・・
これにより多くの人々の/魂が救われても/私は救われない・・・
親子の縁は切ったとはいえ/まさかこのような・・・
親子が別れてまでセンターに/尽くした者への・・・
これが神の仕打ちだと/言うのか・・・
ヒロコのためを/思って別れたはずなのに
研究を重ねた結果が・・・/苦労した結果がこれか?
こんな研究をするのでは/なかったのか?
私の考えは科学者として/間違っているのか?
親として・・・
私はいったいどうすれば/いいのだ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>割れたフラスコ
================================================
司教:
目加田博士 それでは困りますな

目加田:
し しかし 未だ・・・

司教:
必要なのは5体です

目加田:
成功率が100%とは言いがたい/現状では・・・

司教:
必要なのは完成体が5体と/申しておるのです

目加田:
?/そ それは?

司教:
あなたには いくら実験しても/良いと言っておいたはずです
そのための設備も整えてある
1体は体外受精による人口着床で/これは問題有りますまい
大した技術ではない
残り4体も卵子と精子を使った/培養技術だ

目加田:
ええ/そこまでは/ほぼ確実に成功するでしょう
問題は強制成長段階です
人体の育成加速に加え/人格形成も行うとなると・・・
コンピュータとのシンクロが/不完全な場合/何が起こるか判りません

司教:
実験に失敗はつきものですな

目加田:
え ええ・・・/ですから もう少し時間を・・・

司教:
それは困ると何度も言っています
現状では育成加速は10000倍/まで行けるはずですな
そこまで加速せずともよろしい
5000倍なら丸一昼夜で・・・/14歳ですか
この程度なら成功率も/高まるでしょう?

目加田:
それはそうですが・・・/もし失敗したら・・・

司教:
その時は・・・/次の実験を行うまでです

目加田:
実験により命が失われても/いいのですか?

司教:
もし実験体が加速に耐えられず/目を開かれぬまま天に召されても/それは殉職です
その魂は必ず神のもとで/安らかな時を迎え/救われるでしょう
科学者であるあなたが/魂の行方を考える必要は/ありません

目加田:
・・・・・・

司教:
あなたが考えるべきことは/いかに実験を成功させるか/ではありませんか?

目加田:
は はい・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>壊れたPDA
================================================
目加田:
はい

ヒロコ:
お父さん!

目加田:
おお! ヒロコか/寄宿舎から電話かね?

ヒロコ:
ええ

目加田:
元気かね?/風邪などひいてないかな?

ヒロコ:
ええお父さん/私は元気よ
今日はね お父さん/とってもいいお話を聞いたの
聖母さまとメシアさまのお話
ええとね 聖母さまは神さまから/メシアさまを授かったのよ
それでね メシアさまは/貧しい中で育っていくんだけど/清い心の・・・

目加田:
ヒロコ・・・/お父さんもその話は/子供の頃に何度も聞いたんだよ

ヒロコ:
あら・・・

目加田:
ヒロコ すまないけど/お父さんは大事な実験の/最中なんだ・・・
他に用事は無いかい?

ヒロコ:
・・・・・・

目加田:
ごめんな/話がなければ電話を切るよ

ヒロコ:
あ まってお父さん・・・
あの・・・今度はいつ/会いに来てくれるの?

目加田:
・・・・・・/あ ああ・・・
そうだな・・・
今の実験の目処が立つのが/・・・2週間・・・
再来週には行けると思うよ

ヒロコ:
そんなに・・・
あの・・・お父さん・・・
私・・・

目加田:
・・・ヒロコ・・・
ごめんな

ヒロコ:
う うん・・・
じゃ約束よ?
再来週にはきっと来てね

目加田:
・・・ああ・・・約束だ

ヒロコ:
それじゃ切るね
バ バイバイ・・・

目加田:
・・・・・・/・・・・・・
私は・・・/父親として失格なのだろうか・・
自分の子供を悲しい目に遭わせて/何が学者だ・・・
ヒロコが可哀想だ・・
私は・・・情けない・・・
しかし研究を続けないと/より多くの人が困ることに/なる・・・
いったい・・・/どうすればいいんだ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>白衣の切れ端
================================================
目加田:
とうとう・・・ここまできたか
育成加速が5人とも成功したのは/幸いだった
この様なことで無駄に命が/失われずに済んだのだからな・・
しかし・・・もう沢山だ
こんな事が二度と起こっては/いけない
我が娘の体から産まれた・・・/この5体目・・・
センターは特別な存在と/言っていた
メシア・プロジェクトの中核・・/彼こそがメシアなのだろう
人々を救うべく・・・/センターに忠実なメシア・・・
くっくっく・・・/だがそうは行かない
私は育成プログラムの/人格形成部分に少し手を入れた
センターへの忠誠心は/プログラムから削除したのだ
もうすぐ育成加速が終了する
しかし彼の身柄をそのまま/センターに渡すわけにはいかない
メシアには野から出て貰う
彼は特別な存在だ
産まれながらにして屈強な精神と/肉体を持つ戦士であるが/センターに束縛されぬ/自由な心を持って産まれるのだ
彼が今後どうなるのか/私にも判らない
自由な存在としての彼が/センターの敵となるか/味方となるか・・・
それは誰にも判らぬだろう・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>虫喰いのグリモア
================================================
花田:
・・・ふんっ!
司教か・・・何も判ってないわ
メシアの存在などよりも/悪魔の研究の方が/よほど重要に決まっておる
自分たちの世迷い言のために/貴重な時間を潰させおって・・・
何がメシアだ・・・
何が救いだ・・・
現実を見ろ!
自分の欲望のために/どれだけの労働者が/苦労していると思ってるんだ
人間を使役させておいて/何が救いだ
あちこちに現れる悪魔の出現を/自由自在にコントロールし/従わせることが出来れば
それこそ人類の救済に/なるだろうが
おれならできる・・・
こんなプロジェクトなど/さっさと放り出して/ワシに悪魔の研究をさせろ
そうすれば・・・
魔界から悪魔を/好きなだけ呼び出して/働かせられる
人間に苦労させないことが/救いだろうに
まったく・・・/ブツブツ・・・
まやかしで人が救えるわけが/なかろうに
もうすぐだ・・・/もうすぐ例の人形を・・・
くそっ!/その前にプロジェクトか・・・
育成加速技術にワシの研究が/役に立つからと言って/無理矢理こんなことを・・・
悪魔の生体流と育成が似てると/いうことは・・・
目加田のやり方を見てると/判らんでもないな
ク クヒ クヒヒヒ
センターがおれの実験を認めぬ/というなら逃げ出してでも/続けるつもりだが・・・
まずはこれを終わらせることが/先決だな・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>銀のネクタイピン
================================================
車椅子の男:
やあ/またあったね
悪魔召喚プログラムは/便利だろう?
センターももう少し/現実的にならないとね
大事なのは時の流れなんだよ
時が過ぎ 時代は流れ/前の大破壊を体で知るものが/少なくなり・・・
自分たちの都合が良いからと/いって悪魔たちを単に/押さえようとしていても/そう上手くは行かないんだ
力を権力だけで/押さえつけようとしても/そう長く持つはずがない
彼らはそのあたりを判って/いなかったということだな
その・・・メ・アプロ・ラム/と・らも・・・
彼ら・して・・に進も・と/し・ことな・か・しれ・いが/少々自・たちの・益を/優・しす・たな
・・・としては・・がない/こと・んだが/・・・が・りす・る・/C・・O・が・そう・・る
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>欠けた双刀
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キラー・ツネ:
いよいよだ・・・
明日の試合に勝てば/チャンプへの道が開けるぜ・・・
勝つぜ・・・
オレは強い! オレは勝つ!/必ず勝つ!
何が何でも勝って このおんぼろ/ジムを大きくしてやる
会長はもう年寄りだ/良い選手を育てるチャンスは/もうないだろう
オレが・・・オレが会長の/最後のチャンスなんだ
頭が悪いオレがセンターへ/行くには力でのし上がるしか/ないんだ
オレがチャンプになって/選手の面倒を見るとなれば/有望な新人がどんどん入ってくる/だろう
センターからたまにここへ来る/だけで十分だろう
チャンプになると・・・
あの 美人のマダムと話して/センターへ行くんだな・・・
キ キレイだよな あのマダム/って人は
なんかこう お近づきの印に/優しいことなんかされちゃったり/するのかな・・・
・・・・・・
お おっと それどころじゃねぇ
チャンプになるにはどうしても/倒さないとならんヤツがいるな
フェザーアドニス・・・
あの(ピー)は変なしゃべり方を/するが 強さは本物だぜ
あんな(ピー)に負けるわけには/行かねえが 黙って勝たせて/くれるタマじゃねぇからな
あのフットワーク・・・フェザー/の名の通りあのフットワークを/止めねぇと勝機はねぇかもな
それにはボディだな・・・
なんとしてでもボディに一発/ぶち込んで足を止めるしかねぇ
そうすりゃあんな(ピー)には/負けねぇぜ
あの真っ白い顔に雨のように/パンチを降らせてブッ倒してやる
最初に2 3発喰らう危険を/おかしてでもヤツのボディを/狙うしかねぇな
イメージするんだ・・・
・・・・・・
くそっ こうしちゃいられねぇ/マシンで特訓だぜ
何が何でもヤツのボディに・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>優勝トロフィー
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練習生:
会長! お先に失礼します!

岡本:
おう/お前が今日残ってた最後か?

練習生:
はい

岡本:
気を付けて帰れよ

練習生:
はい
・・・・・・

岡本:
あ ああ・・・/アレフよぉ・・・
お前のおかげでこのジムは/このとおり大繁盛だ
お前というチャンピオンを/出したおかげで/この岡本ジムも・・・
閑古鳥が鳴いてたのに/今じゃ練習生が30人以上だ
古かったバーチャル・バトルも/最新式に変えられたぜ
最近はよ・・・
おれ1人じゃみんなの面倒を/見られねぇからって/コーチを雇おうと思ってるんだ
それでも入会希望が多くてよぉ
あまりに弱っちいやつは/断ってるぐらいだぜ・・・
来るんだぜぇ いろいろとよぉ
弱そうなやつ・・・/強そうなやつ・・・
中には本当に強いやつも/いるぜ
でも・・・
でもよぉ・・・/アレフよぉ・・・・
お前ほどのやつは1人もいねぇぜ
もう無理だろうなぁ・・・/お前みたいなやつと出会うのは
こう/ビビビッっていうのかな/電気が走ったみたいによ
お前を見たときに/そう思ったんだぜぇ
アレフ・・・/アレフよぉ・・・
・・・・・・/・・・・・・
ん?/あ こんな時間か・・・/早く行かねぇとカジノが/閉まっちまうな

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>ルビーピアス
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アルフレッド:
マダム・・・

マダム:
わかりました/あなたがそうまで言うのなら/センターと話をしてみましょう

アルフレッド:
!!
マダム・・・ぜひお願いします

マダム:
・・・・・・
あの人が亡くなって/私は生きる望みを失いかけて/いました
あなたの言うとおり/ヴァルハラを守る人物は/必要なのでしょう

アルフレッド:
はい
このヴァルハラを守るには/ヴァルハラとセンターの/両方に詳しい方でないと・・・

マダム:
確かに私はうってつけね

アルフレッド:
マダムにはお心苦しい部分も/御座いますでしょうが/ここはぜひ・・・

マダム:
・・・あの人の希望が詰まった/ヴァルハラを失うわけには/行かないわね

アルフレッド:
はい

マダム:
あの崩落事故の原因が判る日は/来るのかしら?
・・・いえ・・・たとえ原因が/判ってもあの人は決して/戻ってこない・・・
それよりも私はセンターに/掛け合って・・・
あの人が大きくしたヴァルハラを/より大きく栄えさせるように/努力するべきなのね・・・

アルフレッド:
・・・よろしくお願いします

マダム:
では今からセンターへ行って/話をしてきます/あなたはここで待っていてね

アルフレッド:
はい/マダム

アルフレッド:
マダム・・・あなたには/言えませんでしたが
まだ若い私を旦那様は/重用してくださいました
そこで執事としての心構えを/たたき込まれたのです
旦那様は立派な方でした
・・・少し立派すぎたかも/しれません
センターの命令通りに動くには/旦那様は心が強すぎるお方/だったのです
あの事故で旦那様が亡くなられ/なくても いつか旦那様は/センターと衝突していたかも/しれません
マダム・・・
あなたは旦那様に仕えるすべを/ご存じだったお方です・・・
きっとセンターとも上手に/交渉できるでしょう
そして旦那様以上に/このヴァルハラを/栄えさせることが/できるでしょう
このアルフレッド/そう信じております・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>金のロケット
================================================
トーマス・タンク:
・・・いろいろとありがとう/ございます

マダム:
いえいえ/新チャンピオン
あなたにはそうされるだけの/価値があるのよ

トーマス・タンク:
価値・・・

マダム:
ええ/とても栄誉なことだわ
もっと胸を張ってくださいな/新チャンピオン

トーマス・タンク:
そうですか・・・
それでその センターというのは/実際はどういうところ/なのですか?
その・・・話には/聞いてるんですが/行ったことがないもので・・・

マダム:
ええ・・・整備されて清潔で・・/とてもきれいなところね

トーマス・タンク:
マダムは何度か?

マダム:
ええ/たまにセンターの方々とお話を/するために伺っています

トーマス・タンク:
なるほど・・・
私のような無骨者が/住める所なんでしょうか?

マダム:
ええ もちろん
センターにとって必要な人間/だからこそ招かれるのですわ
もっと堂々と行って/良いんですのよ

トーマス・タンク:
・・・判りました

マダム:
では後ほど/センターの方があなたを/迎えに来るでしょう
それまでしばらく待っていて/下さいな

トーマス・タンク:
はい/ありがとうございました/マダム

マダム:
アルフレッド・・・

アルフレッド:
はい

マダム:
いつまでこんな事が/続くのでしょうね・・・

アルフレッド:
・・・・・・

マダム:
辛いわ・・・
彼らはセンター民になる
それは確かですけど・・・
やがて彼らは今のことを/思い出すでしょうね
貧しくても自由だった今を・・・

アルフレッド:
そんなことを考えてはいけません/マダム

マダム:
・・・そうね・・・
でも・・・私のことを/恨むのでしょうね・・・
それでも私はこの・・・
あの人が作ったこのヴァルハラと/そこに住む大勢の人々を/守るために・・・
これを続けなくては/いけないのだわ

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>希望の首飾り
================================================
テンプルナイト:
ん?
そこにいるのは誰だ?

ナジャ:
え?

テンプルナイト:
女の子か?
人間か?

ナジャ:
・・・・・・

テンプルナイト:
ほう・・・違うな
妖精か・・・
ふむ・・・丁度良いかもしれんな
おい・・・/ちょっと話を聞きたいんだが

ナジャ:
ジッケンタイ?

テンプルナイト:
う・・・

ナジャ:
うふふふっ

テンプルナイト:
ちょ ちょっと話が聞きたい/だけなんだが・・・

ナジャ:
あら/近寄ったら/どうしようっていうの?

テンプルナイト:
だから 話を・・・

ナジャ:
うふっ
神経弾持ってるのね?

テンプルナイト:
・・・・・・

ナジャ:
あんた分かり易すぎるわ
単純なのね
女にモテないでしょ?

テンプルナイト:
なっ・・・

ナジャ:
あら怒ったのね
今度はその剣で私を/攻撃するのね?
油断しているところで/足を切ってしまえば/ですって
まぁ怖い
何とか捕まえて/実験体にしたいのね?

テンプルナイト:
そうかお前・・・/心が読めるのだな!

ナジャ:
だとしたらどうするの?

テンプルナイト:
何としても・・・
あっ

ナジャ:
うふっ
ばーかみたい
そんなこと考えてるヤツのそばに/いつまでもいるわけ無いじゃない
イーだっ

テンプルナイト:
・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>裂けたマント
================================================
薬屋アヌーン:
あ いらっしゃいませ
ど どうなさいました?

ダレス:
ああ ちょっとな
コロシアムでの戦いで/深手を負っちまったんだ
薬を頼む

薬屋アヌーン:
あ あの・・・

ダレス:
ああ 金ならある
あ 頼む・・・

薬屋アヌーン:
きゃっ!
か かなり深い傷じゃ/ないですか
ど どうぞこちらへ/き 来て下さい

ダレス:
あ ああ・・・

ダレス:
・・・・・・/うっ!

薬屋アヌーン:
あっ!
ち ちょっとしみますけど/我慢してくださいね

ダレス:
・・・・・・

ダレス:
ふぅ・・・/しびれるような痛みが引いてきた
助かったようだ

薬屋アヌーン:
も もう大丈夫ですよ

ダレス:
すまんな
薬屋に治療までさせちまった
えーと・・・

薬屋アヌーン:
わ 私の名前はアヌーンです

ダレス:
そうか/おれはダレスだ
この街の人々を救うために/やってきた
そこでおれのニセモノを倒そうそ/したんだが失敗しちまった

薬屋アヌーン:
ダレスさん・・・

ダレス:
ちっ!
救うとか言ってこのザマはないな
だがまぁ見てろ
おれももう少し実戦を積めば/誰にも負けん!
・・・いつつっ・・・

薬屋アヌーン:
わ わかりました/ダレスさん
で でも今は傷を治すことに/専念してください
す 少し横になったら/どうですか?

ダレス:
あ ああ
そうするか・・・

薬屋アヌーン:
ダレス・・・
か かっこいいな・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>黒翼の竪琴
================================================
ペテルセン:
どこからか・・・聞こえる・・・
どうやら・・・あの岩礁からだな
あのあたりは入りくんでいる/洞窟があるんだろう
あの歌がはっきりと/聞こえてくる前に/耳に密ロウを詰めて・・・と
準備よし/あの歌の主を調べて来るとするか
あの歌声に惑わされた/船乗りが次々と帰らぬ身と/なってるらしいからな
何か面白いことが起こってるなら/見ておかなくちゃ
面倒なことなら・・・/・・・/まぁできるだけ早めに/逃げ出した方がいいかな・・・

セイレーン:
・・・・・・

海賊:
ん? どうした?
歌うのをヤメるんじゃねぇぞ!

セイレーン:
・・・いつまでこんなことを/すればいいんですか?

海賊:
・・・・・・
何か言ってるのか?/おいおい オレは耳栓を/してるんだ
何も聞こえねぇってことを/お前だって知ってるだろが
親分たちが隣の入り江に/隠れてるんだ
さっさと歌って/金持った船を引き寄せるんだ!

ペテルセン:
ふぅん・・・
あの縛られてる娘は・・・/魔族かな?
で 男の方は服装から見て/海賊ってとこか・・・
あの魔族の歌で通りかかる船を/引き寄せて 海賊が襲いかかる/というわけかな・・・
それにしても・・・
あの娘 かわいいな・・・
ではどうやって助け出すか・・・
どうやら他の海賊は/船を襲うために外にいるらしい
見張りをどうにかすれば/良さそうだ

海賊:
ん?

海賊:
グッ・・・

ペテルセン:
悪く思わないでくれよな・・・/と言っても恨むだろうね

セイレーン:
!!
あなたは?

ペテルセン:
なに?
あ ああ 歌を止めないでくれよ
外の海賊に気づかれちゃうからね

セイレーン:
は はい・・・

ペテルセン:
今 牢を開けるから・・・
これでよし っと
さぁ歌ったままでも動けるね?
早くここから逃げるんだ/さぁ 急いで!

ペテルセン:
・・・ここまで来れば/大丈夫だろう

セイレーン:
あの ありがとう・・・

ペテルセン:
あ? あ ちょっと待って/今 耳のロウを取るから/ぼくはペテルセン

セイレーン:
あ ありがとう
どうして助けてくれたの?
私は歌で沢山の人を・・・

ペテルセン:
ぼくは誰かがしばられている/というだけでガマンできなく/なるんだ
しばられた人の縄はほどく
それだけさ 助けた理由は
さぁ きみはもう自由だよ
好きなところへ行っていいんだ

セイレーン:
わたしはセイレーン
歌を歌うことしかできない精霊/なの・・・
もうしばらく・・・あなたの/一緒にいていいかしら?/おねがい・・・

ペテルセン:
・・・・・・
ぼくは気ままな旅をしてるんだ
でも・・・
きみと一緒なら素敵な歌を/作れるかもしれないな・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>黄昏のハーモニカ
================================================
大空を吹く 青い風よ/どこまでも飛んで われのもとへ
岩谷に吹く 白い風よ/ゆっくり飛んで われのもとへ
野原に吹く 緑の風よ/はてしなく飛んで われのもとへ

セイレーン:
ねぇ ペテルセン・・・/あの歌も歌って・・・

ペテルセン:
え?

セイレーン:
私 好きなの/あの魔界の歌が・・・

ペテルセン:
ああ・・・
誰が流した涙か/魔界の雨よ/われに降り続く/シンシンと シンシンと
誰が落とした吐息か/魔界の雪よ/われに降り積もる/コンコンと コンコンと
誰が笑ろうた顔か/魔界の夕日よ/われに降り注ぐ/サンサンと サンサンと

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>蓮阿弥の根付
================================================
将門公:
おのれくち惜しや・・・
京にてこの首を/はねられし我なれど
我が高き霊力にて/遠き板東まで舞い戻らん
叶うならば生身のまま/この地に戻りたるを望んだが/今は能わず・・・
おのれ公家どもめ・・・
遠き・に有・なが・/関・を配・に収・んとは
こ・度 破・た・は/この・東・者・生・不・・・・
し・・ きゃ・らが・何に/・ろう・も/霊・の・は関・には・ばず
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>黄金のリンゴの種
================================================
ケルベロス:
・・・・・・

マダム:
だれ? そこにいるのは

ケルベロス:
・・・人間か・・・
女 あっちへ行け
マダム:
あら あなた・・・

ケルベロス:
・・・女・・・オレが/怖くないのか?

マダム:
あなたケルベロスね?
私を覚えていないの?
ザ・ヒーローと一緒にいた/ケルベロスでしょ?

ケルベロス:
ん・・・ああ・・・
ヴァルハラの・・・/支配者の館で見たことが/あるような気がするが・・・/それも過去のことだ

マダム:
・・・あなた・・・寂しそうね

ケルベロス:
ほう・・・
オレを見てそんなことを/言えるヤツは初めて・・・
いや・・・/あの人以来だ

マダム:
あの人?

ケルベロス:
オ・には・人・とべる・がいた
だが・・・オレが・・を/・れ・いたと・に・・で/・ん・しまっ・んだ
こ・すぐ・く・な
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>八尺瓊勾玉
================================================
声:
ああっ!!

アマテラス:
どうしました?

声:
どうやら門が破られたようです

アマテラス:
!!
こんなに早く・・・
なぜ彼らはこれほどまで早く/ここに来れたのでしょう?

声:
・・・・・・
なんですって?

アマテラス:
今度はなんですか?

声:
・・・報告が参りました
信じがたいのですが・・・/侵攻してくる外国の悪魔に/混じって国津神の姿が/見られるとのことです

アマテラス:
!!
・・・・・・/そう・・・ですか
それでは仕方ありませんね
ヘブライ神族の攻撃を/手引きしている者の中に/国津神がいるのでは・・・

声:
アマテラス様!
お逃げ下さい!
もう敵は本殿に・・・

大天使:
おっと それには及びませんよ

アマテラス:
・・・素早いですね

大天使:
意外と簡単でしたよ
我らがセンターに逆らう/逆賊の長のところに/たどり着くのは
誠に申し訳ないのですが/あなたを封印させていただきます

アマテラス:
・・・・・・

大天使:
あなたが最後なのです
タヂカラオ オモイカネ/タケミカヅチ ツクヨミ
これらの方々の封印も/もう終わっている頃です

アマテラス:
我が妹まで・・・

大天使:
国津神の方々に手引きをして/貰いましてね
特に有益な情報は・・・/ヒルコと言ったかな/彼は大和神族に関して/実に詳しい

アマテラス:
・・・哀れなりヒルコ・・・

大天使:
まぁご安心下さい/この地は国津神の方々に/治めて貰いますから
・・・しばらくはね

アマテラス:
彼らも邪魔になれば/封印せしめるのでしょう

大天使:
さぁ?
そこまでは何とも言えませんが
・・・・・・
ではそろそろご一緒して/いただきましょう

アマテラス:
・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>葦の葉の船
================================================
ヒルコ:
はぁはぁ・・・/ここまで来れば奴らの手も/簡単には及ぶまい・・・
しかしこのあたりに長くいても/いつかは奴らの追ってが・・・
!!
誰だ!!

ミュータント:
それは我々のセリフだろう
ここは我らの地だ
よそ者に入られては困る

ヒルコ:
・・・・・・
我に安住の地は与えられぬか・・
裏切り者にはふさわしいかも/しれぬな・・・
いっそこのまま戦って/朽ち果てるのも・・・

ミュータント:
・・・・・・
追われているのか?

ヒルコ:
それがどうした!

ミュータント:
追われているというのなら/話が変わってくる
見たところ・・・
・・・
我らの長老に会ってみるか?

ヒルコ:
・・・長老?

ミュータント:
この地を統べる我らが長だ

ヒルコ:
ありがたい
ぜひお願い申す・・・

ミュータント長老:
・・・・・・
なるほど/センターに追われているのですか

ヒルコ:
私はこうして生きながらえて/いるだけでも恥ずかしい
しかしどうしてよいやら・・・

ミュータント長老:
ここはセンターに迫害された/弱きものたちが肩を寄せ合って/暮らす場所
あなたもここで暮らすが/良いでしょう
いつか・・・
いつかあなたにも/失意を晴らす日が/やってくるかもしれませんぞ

ヒルコ:
かたじけない
しかし・・・
・・・長老のおっしゃる日は/訪れるのだろうか・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>魂の天秤
================================================
元老院A:
センターは完成した
・・・完成してもう半年になる
なぜ神はメシアを/遣わされぬのだ?

元老院B:
そう感情的になるな
原因をもう一度考えてみよう
まずセンターが完成していないと/神が判断なされている場合だ
これは難しいな

元老院A:
一番の原因と考えられるのが/大和神族の存在だ
だがやつらの主だったものは/とっくに皆 封印したぞ

元老院C:
センターのメカニズムも/全て再点検した・・・
結果はもちろん完全だ
当初の予定通り/センターは完成していることに/間違いない

元老院A:
次にガイア教徒の連中だな

元老院C:
不満分子や残党の完全な除去は/不可能だ
そのあたりは神もご存じであろう

元老院B:
・・・それはそうだが・・・
もし神がそこまでを/ご希望なさっておられたら/どうする?

元老院A:
!!

元老院C:
!!
今も言ったとおり不可能だ・・・

元老院B:
悪魔たちのこともある
完全に敵対するものを/除去しようとしても/無理が生じる
大和神族が良い例だ
神族は倒してもやがて蘇る
しばらく封印することが/出来ても永遠に封印し続けられる/わけではない
数年が限界だろう

元老院A:
センター完成半年では/メシアが現れるには/短すぎるのか?

元老院B:
短いと言われてもな・・・
メシアが現れるのに何年も/待てないぞ
・・・・・・/で 相談なんだが・・・
神が遣わされないのなら/センターと同じように/我々が用意する必要が/あるのではないか?

元老院A:
何のことだ?

元老院C:
・・・・・・/・・・・・・/まさか・・・

元老院B:
・・は・えようだ
・・は・のしもべだ
・がつ・りた・うた・・の手で/・・・も用・する必・が/・・ので・な・のか?
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>漆黒の燭台
================================================
ルシファー:
ふむ
またやられてしまったようだな
どうも我々は君たちより/上位の存在だと思って/いたのだが・・・
ひょっとしてそれは勘違い/なのかもしれんな・・・
私たちと君たちとは/単に・・・別の存在というだけ/なのかもしれない・・・
どうもそう思えてきたよ・・・
前のときもそうであったが/この世界では君たちが主役だな
世界は私達のものなんだが/その中心にいるのは君たちだ
我々は脇役でしかないのか?
ふむ・・・
・・・・・・
・には・と・がある
あ・とあ・ゆる・・にも だ
・たちは・・・を倒し・つ・り/な・か・しれ・いが
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>メシア教祭式服
================================================
元老院:
入りたまえ

司祭:
失礼します/・・・・・・
お呼びですか?

元老院:
うむ
君の事は色々と/調べさせて貰ったよ
有望な司祭だからね
そこで君に・・・/重要な仕事を頼もうと思って/いるんだが・・・
引き受けて貰えるかな?

司祭:
わ 私ができることでしたら/なんでもやります

元老院:
うむ
そう言ってくれると思ったよ
実は・・永遠の悲願である/ミレニアムの建築を/始めることになったのだ
そこで君にその指揮を/とってもらおうと思ってね

司祭:
そ それは・・・
そのような名誉なこと・・・
感激です
私の一命にかえても/やり抜かせていただきます

元老院:
うむ
そうだな

司祭:
諸先達の方々にこの様な大役を/推挙していただき・・・

元老院:
君の先達ではない/我々は君とは違う存在だ

司祭:
・・・・・・

元老院:
君のように限りある命の/者とは違う/時を超えて生きているのだ
今回のことは我々が決めた

司祭:
・・・・・・/もしやあなた方は・・・?

元老院:
深く考えなくてもよい
我らはミレニアムを完成させ/千年王国を作り上げるという/同じ目標に向かって進むものだ
それでよいだろう

司祭:
・・・はい

元老院:
君のメシア教への献身は/見事なものだ
ミレニアム完成のあかつきには/更なる栄誉が待っていると/思って良いぞ

司祭:
あ ありがとうございます
元老院:
ではよろしく頼むよ

司祭:
はい/では失礼します

元老院C:
我々の本体を気付かせるような/ことを言って大丈夫か?

元老院B:
ヤツのメシア教徒としての/献身ぶりは本物だろう
それに・・・

元老院A:
野心家だな

元老院B:
うむ
司教への道を示唆しておけば/しっかりと仕事をするし・・・
我々の正体に気が付いていれば/尚更・・・
後々も我々に逆らうようなことに/ならんだろう?

元老院C:
・・・確かにな・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>孔雀明王経法
================================================
役小角:
はてさて いかがしたものか/・・・・・・
人間界に産まれて永年修行を/積み
鬼界にも神界にも通じる神通力を/得るに至ったが
この身の神通力をねたんだ者に/あれこれ言われるとは・・・
あまつさえ母者を人質に取られ/この身を縛ろうとするとは・・・
人とは恐ろしいものじゃ/・・・・・・
このまま人間界にとどまる/わけにもいかんのぉ
この・・・をね・み/や・ては・用しようと・る・が/きっと・れる・あ・う
さて・・との交わりを・くし/・から・へ飛び・る・ら・を/す・か・・・
この・を・て ・の外の・・を/巡る・ら・を・るか・・・
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================================================

>滄海の滴
================================================
イザナミ:
あなたがたの成し遂げたことは/とても素晴らしいことです
我々を救って下さっただけでは/ありません
この世のあらゆる物に生き抜く/機会を与えてくれたのです
すべてのものには魂が宿って/います
動物や虫だけではありません
花や 草や 木や/広い大空 大空をゆく風/母なる大地はもちろん/道ばたの石にも・・・
すべてのものに 生き抜こうと/思う魂が宿っているのです
この思う心を止めることは/誰にも出来ません
彼らがしようとしたのは/すべての魂の根に関わる/ことだったのです
これが許されるはずはありません
我々の考えでは/ものがあり 魂が宿り/心が産まれます
彼らの考えでは/神があり 人が産まれます
しかし彼らは気が付いて/いないのでしょうか?
心はあるのです
その存在を否定しようとしても/無理なのだということを・・・
この大地の存在を否定し/抹殺しようとしても/しっぺ返しを喰らうだけなのだ/ということを・・・
あなたはこの大地と/無数の魂を救ってくれました
今 この大地は荒れています
しかし 魂は 心は残っています
この荒れた地も/やがてはよみがえり/豊かな実りをもたらして/くれることでしょう
やがて来るその恵みに感謝の/気持ちを・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
================================================

>真紅の人形
================================================
アリス:
赤おじさんも・・・
黒おじさんも・・・
みんなしんじゃった・・・
しんだらアリスのおともだちに/なって ずっといっしょに/いてくれるっていってたのに・・
みんないなくなっちゃって・・・/なんねんもなんねんもなんねんも/たっちゃって・・・
えーん えーん・・・
だれかアリスとあそんでよぉ・・
えーん えーん・・・
・・・・・・

男:
ん?
なんだオイ・・・
なんであんな子供が/1人で出歩いてるんだ?
んー・・・良い・・・だな・・・
大・・からこっち セ・ター・の/な・だ・で・・・教徒・外は/最・じゃ・き・く・けで/キ・・イっ・のに・
あの・・・の良・は・・・/へ・へ・へ ・の匂い・する・ぇ
[!]Data eroor/データが壊れております/ビジョンライーリペアにてデータを/修復してから抽出してください
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>菩提樹の葉
================================================
マーラ:
ふむ・・・
きみは力を持っていそうだな・・
私は力有るものが好きだ
私には魔力がある/この魔力をきみに分けてあげよう
そうすれば更なる力を得ることが/できるぞ
その力で私の友にならぬか?
・・・・・・/いらぬと言うのか?
簡単に力が得られるというのに/不思議なことを言うのだな・・・
では私がきみと一緒に行き/嫌らしききみの敵と/戦ってあげよう
いやな敵を早く退治してあげよう
・・・・・・/それもいいと言うのか?
ふむ・・・
では食べ物はどうだ?
飢えていては戦えぬだろう?
私と手を組めば/いつでも食料が簡単に得られるぞ
・・・・・・/これもいらぬか・・・
では横できみの思いを助けると/いうのはどうだ?
敵への悪口を一緒に言えば/敵も攻撃がおろそかになり/戦いが楽になるだろう・・・
これぐらいなら・・・
・・・・・・/これもだめか・・・
では宿の手助けはどうだ?
きみが休みたいときに/いつでも安全にきみを/休ませてあげられるぞ・・・
敵に襲われることなく/ゆっくりとのんびりすることが/・・・
いらぬか・・・/これだけおまえのことを心配して/いるのに・・・
あまり私を邪険にすると/いい加減 怒るぞ?
私がおまえをつけ回して/いつ襲いかかることに/なるやもしれんぞ!
・・・・・・/それでもだめかっ!
おまえは隣にいる者を本当に/信用しているのか?
その者は信用して/ワシは信用できぬのか?
その者とワシとどこが違うのだ!
その者も実は魔物が姿を/変えたものかも知れぬでは/ないか!
・・・・・・/ふむ・・・/おまえはワシの姿がいやなのか?
おまえはワシを醜いからといって/無理矢理に嫌おうとして/いるのではないのか?
もう少し素直になり/私を信じてみる気には/ならぬのか?
・・・・・・/これだけ言っても駄目なのか?
きみは本当に強情だなぁ
・・・・・・/そうではないというのか?
ふむ・・・/これほど厄介な男に会ったのは/二度目だよ・・・
前の男にも7年掛かりで/付きまとったが/とうとうワシのいうことに/耳を傾けなかった
・・・たまにいるのだよ・・・
こういうやっかいな・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
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>鋼の蝗
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アバドン:
・・・・・・/唐突になんだ?
真意が見えぬ・・・
わしに信じろというのか?

ミカエル:
信じる信じないは勝手だ
私は昔のお前の姿を/知っているからな
神に逆らい 天使から悪魔に/落とされたお前を知っているから/こそ この話をしているのだ
私は・・・/あの頃の体を取り戻したくは/ないか? と聞いているのだ

アバドン:
それは・・・/それはもちろん戻りたいに/決まっておる
純白の翼を駆って大空を/自由に飛び回っていた/あの頃・・・
あの姿に比べたら今の私の/この身は・・・
この様な醜い姿はもう沢山だ

ミカエル:
・・・・・・
もうすぐセンターが完成する
ミレニアムを作り上げ/至福の千年王国が完成すれば/民が救われる
その姿のままでは/お前は救われぬがな

アバドン:
ミカエルよ・・・/謎解きはもう沢山だ
わしに何をしろというのだ?

ミカエル:
ふむ・・・
でははっきりと言おう
センターに協力しろ
専念王国の完成に手を貸せば/神に導かれる側として/認められるかも知れぬぞ
そうすれば・・・

アバドン:
わしはもとの姿に・・・/天使に戻れるのか?

ミカエル:
・・・・・・

アバドン:
信じて良いのか?

ミカエル:
信じる信じないは勝手だ と/何度も言っている
・・・・・・
お前に他に選択肢があるならな

アバドン:
わしに・・・

ミカエル:
今すぐにというわけではない
センターが困ったときに/手助けをすればよい
それによりお前のことは・・・
時が来たら神に口添えをしよう

アバドン:
・・・・・・
他に・・・
・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
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>銅のサークレット
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ミュータント:
オレたちに出て行けと言うのか!

テンプルナイト:
・・・・・・/私としては特に付け加えることは/ない
きみたちに出て行くように/伝えろと命令されただけだ

ミュータント長老:
司教からの命令というわけか

テンプルナイト:
・・・・・・

ミュータント:
オレたちはセンターの建設を/手助けしたんだぞ!
それを・・・

ミュータント長老:
・・・・・・/言うてもしかたないじゃろうな
センターは我々異形の者を/排除したがっている
至福の千年王国に我々は/邪魔なのじゃろう

テンプルナイト:
・・・・・・/出て行くのか?/出て行かないのか?

ミュータント:
力ずくでもかっ!

テンプルナイト:
ふんっ・・・

ミュータント長老:
やめておきなさい
もめ事を起こして戦いになれば/我々が根絶やしにされる
センターが完成したばかりの今は/無駄な殺生は避けようという/神の思し召しなのじゃろう

ミュータント:
・・・・・・

ミュータント:
戦えば負けるのはわしらじゃ
しかしセンター側にも被害が出る
そこで我々は神の慈悲とやらで/地下にでも追いやられ/双方の命が救われるという/わけじゃな

テンプルナイト:
好きなように考えろ

ミュータント長老:
・・・・・・/我々はこれを受け入れよう

ミュータント:
長老! そんな・・・

ミュータント長老:
仕方が無かろう
我々は暗いところからセンターの/行く末を見ていることにしよう
見せかけの千年王国とやらをな

テンプルナイト:
・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
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>血色の弾丸
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ザイン:
何をしているんだ?
いったい何を始めようと/いうんだ?

テンプルナイト:
ザイン様/あれは反逆者です
センターのいうことを/聞かないので/収容所に閉じこめていたんですが
脱走したので/これから処刑するところです

ザイン:
処刑?
おい! 年端もいかない/子供じゃないか!
あんな子供が反逆者も/ないだろう!

テンプルナイト:
・・・・・・
私は司教様の指示に/従っているだけです

ザイン:
くっ!
司教・・・どこだ・・・

ザイン:
司教!

司教:
おやザイン殿/どうしました?

ザイン:
あの処刑をすぐにやめさせて/下さい
あんな子供を処刑だ/なんて・・・

司教:
何を言ってるんですか?/ザイン殿/反逆者は反逆者です
子供だからと言って/無闇に許すというわけには/行きません

ザイン:
反逆とは・・・

司教:
我々の目標はあくまでも/千年王国の設立です
神のもとに集い/すべての民が幸せになる
それを邪魔する輩は/排除せねばなりません
それに・・・今回の決定は/あの方々の意向なのです
私が今更どうこう言っても

テンプルナイト:
失礼します
司教様 処刑が終わりました

ザイン:
!!
・・・・・・/なんという・・・ことを・・・

司教:
御苦労でした

テンプルナイト:
はっ

司教:
ザイン殿

ザイン:
・・・・・・

司教:
法には従わなければなりません
・・・そうですな?

ザイン:
・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
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>百合のコサージュ
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元老院B:
・・・・・・
誰も彼も・・・役に立たぬもの/ばかりだな

元老院A:
お主が言い出したことだろう
どうするつもりだね?

元老院B:
私としては神のご希望に/沿おうとしただけのことなのだ
ただ・・・神の御意志がどこを/向いているのか正確に計りかねて/しまい・・・
こちらとしては想像で事を/進めるしかなかったのでな

元老院A:
責任を押しつけるつもりはない

元老院C:
うむ/誰のせいということもあるまい
この計画に異議を唱えなかった/私達にも責任はある

元老院B:
・・・・・・/思い通りにやったつもりだった
・・・が/作ったものが思うように/動かなくなった
・・・失敗を認めよう

元老院C:
それを糾弾するために/集まったのではないと言っている
今後どうするか? だ

元老院B:
また最初からやり直すか・・・
とりあえずザインと/アレフは粛正するしか/あるまい
奴らの行動は勝手すぎる
我々の意志に従うどころか/反するように成ってきておる
その後/新たなメシア・プロジェクトを/立ち上げ直し・・・

元老院D:
いい加減にせぬか・・・

元老院A:
ガブリエル!

元老院D:
メシア・プロジェクト・・・
そのような偽りで千年王国が/迎えられると思ったのか?

元老院A:
・・・・・・

元老院B:
仕方があるまい
センターを・・・/ミレニアムを完成させれば/メシアが現れるはずだった
それが現れないのだから/我々の手で何とかするしか/あるまい
そう考えたのに/どこが間違っている

元老院D:
人々を救うものがミレニアム/であろう
お主たちの造り上げた/ミレニアムは人々を支配する/ものだ
これではメシアは現れぬ

元老院B:
くっ・・・

元老院A:
・・・・・・
我々の行いが神の御心に/背いていたとしても/今更後戻りはできぬ
・・・先に進むしかあるまい
修正を加えてな
・・・その修正次第では/神も認めて下さるかも/知れぬだろう?

元老院D:
・・・・・・
それがお主らの言う/”神への忠誠”か・・・
お主らの”修正”で心が変わる/神が 真の神だと思うのか?
それはもはや・・・
いや もう何も言うまい
わたしは少し距離を置かせて/貰うとしよう

元老院B:
ガブリエルよ・・・
大天使同士で別の道を歩もうと/しても無理ではないのか?
お主もやがてはメシア降臨を/自らの手で成し遂げようと/考えるかも知れぬのに
しかし・・・我々はもう待てぬ
もはや後戻りできぬのだ・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
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>王者のサングラス
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フェザーアドニス:
オーッホッホッホ/明日は試合だわ・・・
楽しみねぇ
またあたしのコブシで男が1人/血の海に沈むのね・・・
もうすぐあたしもチャンプに/なれるわね・・
そうすればセンターに招かれて/優雅な時を過ごせるのかしら・・
でも・・・/あのマダムに話を合わせなくちゃ/ならないのかしら・・・
それはちょっと困るわね
なんかムシが好かないわ/あの女・・・
普段からいいドレス着て/ふんぞり返って・・・
現れるのはいつもモニタの/向こうだし・・・
あたしだって一度しかこの目で/見たことはないのよ
いやぁねぇ/ああいうお高くとまった女って
その点あたしは違うわよ/自分を出し惜しみなんかしないの
羽がフワフワ飛ぶように舞い/鋭いパンチの一撃で狩りをする/美少年・・・
それがあたし・・・
オーッホッホッホッホ
チャンプ戦・・・
そういえばキラー・ツネ・・・
あのキラー・ツネはチャンプ戦/まで登ってくるのかしら・・・
あのイノシシみたいなブ男は/倒すのは簡単ね・・・
んもー 見るのもイヤだけど/戦うことになったら/このあたし頑張っちゃうわ・・・
まぁ3秒以内に倒しちゃうけど
オーッホッホッホッホ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
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>氷の王冠
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ジャックフロスト:
ヒー! ホー!
おいらになにかようかい?
ヒャッハッハー!

司教:
・・・・・・/妖精ジャックフロストよ
お主 もっと力が欲しくは/ないか?

ジャックフロスト:
ヒホヒホ!
おいら いまのままでも/じゅうぶん つよいぜ!
なんだって こおらせちゃうぜ!
ヒー! ホー!

司教:
ふむ
その力をもっと強くしてやろうと/言ってるのだ
魔王クラスにまでな

ジャックフロスト:
ヒー?
おいらをマオウにしてくれる/っていうのかい?
ヒー? ヒー?/よくわかんないぞ?

司教:
・・・・・・
お主が今 凍らせられるのは/目の前のものぐらいだろう
魔王になれば建物一つ・・・/いや 街を一つ 丸々凍らせる/ことも可能だぞ

ジャックフロスト:
ヒーー! ホーー!/そりゃスゴイや!
みえるもの ぜんぶ/こおらせられるのい?
スゴイ! スゴイぜ!
ヒーーー! ホーーー!

司教:
ただし条件がある
凍らせてよいのは/ホーリータウンエリアの/中だけだ
それが守れるのなら/お主を魔王にしてやろう

ジャックフロスト:
んんんーーーー?
よくわかんないけど/マオウになれるなら/なんだってヤクソクしちゃうぜ
ヒーー! ホーー!

司教:
・・・・・・/・・・まぁよかろう
お主に力を授けよう
今後 お主は魔王キングフロスト/になるのだ
隣の部屋で魔王になるべく/強化してやろうぞ

ジャックフロスト:
やった! やった!
マオウだ! マオウだ!
なんだってこおらせちゃうぜ!
ヒーホー! ヒーホー!

司教:
・・・やれやれ
妖精を扱うのは大変だ
・・・メシア伝説のために/エサをばらまくのも楽じゃない/・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
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>闘技場開設記念魔貨
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ルキフグス:
なに!
また解放勢力と見られる一統が/戦線を拡大したのか?
ふむ・・・/どれくらいの魔貨を手に入れた?
・・・・・・/ふむ・・・
で 今回解放されたのは/何人ぐらいになる?
・・・・・・/なに!
そんなにか!
また魔貨の流通量が増えるのぉ・・
メシア出現が魔貨にどれくらいの/影響を与えるのか予想はしていたが/ヤツの活躍は予想以上じゃ
解放勢力の活躍だけで/これだけ景気が上向きになるとは/思わなんだ
解放区の庶民が次々と自由を/手にするおかげで/市場が活発になっておる
武器や食料を購入し/生活が激しくなっておるからの
うーん・・・流通量が3%は/アップするのぉ
これで・・・えーと・・・
ああ もう10%に達する/勢いじゃ
これではインフレが起こる・・・
魔貨の生産調整をせねば/ならんかもしれん
いや それだけで済めばいいが/・・・
やれやれ・・・
自然な流れで魔貨の流通量が増え/次第に魔貨の価値が高まっていく/のならじゃが・・・
解放勢力の動きは早すぎる
短期間の魔貨流出量の増加は/インフレを起こすだけじゃ
そして急激なインフレの先には/市場の崩壊が待っておる・・・
・・・困ったのぉ
ルシファー様にお願いして/ヤツらの活躍ペースを/落として頂くか・・・
魔貨本位制の兌換制度は/大破壊以降上手くいっていたの/じゃが・・・
魔貨切り下げも考えておかねば/ならぬか・・・
さて・・・困ったのぉ・・・

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>EXIT

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